日本酒の顔!ラベルに隠された役目とは

日本酒の顔!ラベルに隠された役目とは

こんにちは。
【Online Shop 月桂冠】の尾原です。

さまざまな文字や模様があふれ、
日本酒の顔ともいえるのが「ラベル」です。
今回はこのラベルに隠された役目についてご紹介します。

規制緩和により、さまざまなお店で
販売することができる日本酒ですが、
昔は国によって管理されていました。

戦中・戦後の物不足では原料であるお米に限りがあり、
一時は日本酒そのものが配給制になるなど、
とても手に入りにくい時がありました。

月桂冠特撰1.8Lラベル

これは月桂冠「特撰」一升びんのラベルです。
よく見るとラベル中央に薄く
「gekkeikan」とローマ字で書かれ、
白地の部分には「ゲッケイカン」と細かいカタカナがびっしりと
描かれています。

一見デザインのように思えますが、
これには模造品を防ぐという役目があったのです。

透かし文字を入れたり、わざと文字をさかさまに印字したり
ラベルデザインに細工を施すことで、簡単に複製されないように
工夫したわけです。

今では模造品の心配はなくなりましたが、
かつての役目を面影に残しています。