京の冬の風物詩「顔見世」が南座に帰ってきました!!

京の冬の風物詩「顔見世」が南座に帰ってきました!!

こんにちは。
【月桂冠オンラインショップ】の福島です。

先日、京都南座で公演中の「吉例顔見世興行」に行ってきました。
新しくなった南座と観劇の楽しみ方をご紹介します。

1. 南座発祥四百年

京都南座

1603年(慶長8年)、出雲の阿国(いずものおくに)が四条河原で「かぶき踊り」を披露し喝采を浴びたと伝えられています。

そんな中で誕生したのが「南座」
400年以上もの間、歌舞伎を上演し続けている日本最古の劇場です。

2. 大入りを願う「まねき」とは

まねき書き

南座正面に飾られる歌舞伎役者の名前を記した看板の「まねき」

この独特の書体は「勘亭流」と言い、江戸時代に考案された書体で、太く丸く隙間なく書くことで、「劇場に隙間なく客が入るように」と大入りへの願いが込められているとのこと。

この「まねき書き」に欠かせないのが日本酒。
祝い酒の意味と墨に照りを出すために日本酒を入れるそうで、よく見ると文字にツヤがありますね。

なんと、この日本酒、実は「月桂冠上撰1.8L」
新聞記事やネット記事でかすかに写っているのを見つけちゃいました。

地元、京都で地域文化にかかわっているのが垣間見えて嬉しい瞬間でした。

3. 南座新開場って??

現在の「南座」は1929年(昭和4年)に建てられてもので、2016年2月から耐震補強工事が行われていました。
そして、この2年9ケ月の休館を経て開場を迎えました。

内部の設備はもちろんのこと、修復された外壁や日本三大瓦の一つの三州瓦の屋根など四条大橋から見える美しい外観にも注目です。

4. 観劇の楽しみといえば「仕出し弁当」

南座 観劇 仕出し弁当

観劇の楽しみは、東西人気役者さんの豪華な顔ぶれと、義理や人情、そして情愛あふれる舞台は勿論ですが、私のもうひとつの楽しみは、お料理屋さんの仕出し弁当

お弁当という限られた空間の中で、丁寧に美しく盛り付けられた京料理の仕出し弁当は、見て味わって存分に楽しめます。

ここで思わず、日本酒が飲みたくなるのですが、「飲んだ気分」になってお弁当を味わっていました。

こんな、ちょっと贅沢なお弁当には、華やかな吟醸香となめらかな味わいが特徴の『鳳麟(ほうりん)純米大吟醸 300mL』がオススメです。

鳳麟 300mL

5. まとめ

京阪「祇園四条」駅のすぐそばに立つ「南座」
八坂神社や祇園へ行くには必ずその前を通ります。

観劇は少しハードルが高いかも知れませんが、「顔見世」の期間中(12月26日まで)、華やかな雰囲気に包まれている「南座」前で一度、立ち止まって400年の悠久の歴史に思いを馳せながら見上げてみてはいかがでしょう。

いままでとは違う、京都の顔が見えてきますよ。